良かれと思って掛けた言葉が相手にマイナスのイメージで捉えられることがあります。
たとえば、わたしはある女優に似ていると言われるのですがあまり嬉しくありません。
なぜならわたしはその女優さんの顔がタイプではないからです。
でもきっと「◯◯さんに似ているよね」と言ってくれる方は良かれと思っていっているはずです。褒めてくれているはずです。
でもわたしは嬉しくないし、それどころか「意地悪を言われているの?」なんて思ってしまうことも。
女性への褒め言葉については詳しくはこちらの記事でご確認を。
今回の記事では男性への間違った褒め言葉について取り上げます。
これは誤解されるかも!男性への褒め言葉【10選】
男性への褒め言葉でつい言いがちなものを集めました。
これらはブログ読者さん(男性)が男性目線で考えてくれた言葉です。この場をお借りして改めてありがとうございます!
- 若いね、若く見えるね
- 優しいね
- 細いね
- モテそう
- 芸能人に似ているね
- 可愛い
- チャラそう、遊んでいそう
- 女の子に不自由していなさそう
- シティボーイ
- カッコいいよw
若いね、若く見えるね

若く見えるよね~。

舐められているのか?俺、貫禄ないのか?

あぁー、これ言ってしまいがちです。反省
「若く見える」は褒め言葉と捉える人が多いはず。でも複雑な気持ちになる男心がそこには見え隠れします。
- 落ち着いた男性に見られたい
- 大人っぽく見られたい
- 安心感を与えたい
- 頼りにされたい
上のような理想を持っている男性にとって「若く見える」という言葉は複雑な心境にさせます。
優しいね

優しいね。

優しいねって…ほとんどの人が優しくないか?!優しいってわざわざ言わなきゃいけないこと?俺への感想はそれだけ?!

あぁ…耳が痛くなってきました。
「優しい」も褒め言葉で言いがちです。言いがちなだけあって、褒め言葉としてはありきたりすぎるのかもしれません。
相手の優しさを褒め言葉として伝えたいのであれば、何に対して優しいと感じたのか具体的に伝えると誤解なく伝わります。

話を聞いてくれてありがとう、優しいね。
このように伝えれば、先ほどのリアクションは返ってこないはずです。「優しい」の褒め言葉を素直に受け取ってくれます。
細いね

細いね。

ガリのもやしってこと?
「細い」も使いがちな褒め言葉。でもボディメイクを頑張っている男性もたくさんいます。
日々筋トレに勤しんで努力している方に向かって「細いね」は褒め言葉どころか失礼に当たるかも。
体型は個人がそれぞれ理想を持っています。そのため安易に体型について褒めるのはやめておくのが無難です。
相手が筋トレしていることを知っている上で「すごい筋肉ついてきたね、カッコいい!」なんて褒めるなら話は別ですが。
モテそう!

すごくモテそうだよね!

じゃあ、なぜあなたは俺を好きにならないの?
あぁー…これもわたしよく男性に言ってしまうかもしれません。しかも最高の褒め言葉だと思っていました!
でも、確かにそうですよね。「モテそう」と思うなら「なぜあなたは俺を好きにならないのか」って話です。
もっと言うと「俺のどこか気に入らないところがあるんだよね?だから好きにはならないんだよね?」なんて受け取られてしまうかも。
「モテそう」と言われたらわたしは個人的に嬉しいですが、それは自分の状況によるのかもしれません。
もしわたしが婚活中で「パートナーが見つからない!ヤバい!」と焦っているときに「モテそう」と言われたら「じゃああなたが付き合ってよ!結婚してよ!」って思ってしまうかもしれません。
芸能人に似ているね

◯◯(芸能人)に似ているよね。

俺、その人カッコいいと思わないんだけど。
「芸能人に似ているね」これは冒頭で書いたわたしの体験談とリンクしています。
芸能人=100%カッコいい(可愛い)ではありません。
100人に聞いて100人がカッコいいと言う人はおそらくいません。人によって好きなタイプは違いますからね。
そのため良かれと思って「◯◯(芸能人)に似ているよね」と相手に言っても、相手にとっての褒め言葉になるかは保証がありません。
相手が好きな芸能人を知っている上で、その人に似ているねというのであれば喜んでもらえます。
可愛い

◯◯くんって可愛い!

褒め言葉なんだろうけどさ。男たるものカッコいいと言われたいんだよ!
可愛いのイメージってどうですか?
小さくて弱くて守りたい、そんな動物やモノに対して一般的に可愛いという感情がわきます。
あくまで例ですが、凶暴なライオンに対して「可愛い」と思う人は少ないはずです。どちらかと言うと「カッコいい」の方が合うはず。
男性は女性にどのように見られたいか、という話です。もちろんこれにも個人差はあります。「可愛い」と言われて嬉しい男性もいます。
でも「強そう」とか「カッコいい」とかいわゆる男らしさを褒められるのが嬉しい男性が多くいます。
「可愛い」と言われたら頼りないと思われているのか?と思う男性もいるでしょう。
変な誤解をされないためにも男性に対して「可愛い」は言わないのが無難かも。
チャラそう、遊んでいそう

めっちゃ遊んでいそうだよね。

普通に悪口なんですけど。
「陰キャっぽい」これはどう考えても悪口です。では反対の「陽キャっぽい」これはどうでしょう。
陰キャと言われるより陽キャと言われる方が嬉しい人が大半のはずです。
では「陽キャ」の延長線上にあるような気がする「チャラそう」はどうでしょう。
チャラそう=イケてる、と脳内変換する人にとっては褒め言葉と捉える人もいるかもしれません。でもおそらく少数です。
では大多数の人はどう捉えるか。チャラそう=軽い=女を大事にしなさそう、このように考えます。
つまり「チャラそう、遊んでいそう」というのは品がないと言われているようなものなので、悪口と捉えられる可能性大です。
イケてる男性に「遊んでいそうだよね」と声を掛けたくなることもあります。深い意味はなくとも。
でも人によってはその言葉を気にする人もいるので「チャラそう、遊んでいそう」なんて安易に声掛けはしないでおきましょう。
女の子に不自由していなさそう

女の子に不自由していなさそうだよね。

俺の何を知っているの?
一見モテそうな人だったり恋愛経験豊富な人でも、リアルタイムでは悩みを抱えているかもしれません。
過去の失恋の傷が癒えていない人もいれば、現在の恋愛が上手くいっていない人もいます。
相手のことをよく知らずに「女の子に不自由していなさそうだね」というのは余りにも雑な褒め方です。
先ほど挙げたように「チャラそう」と言われて喜ぶ男性も中にはいるので「女の子に不自由していなさそう」という言葉が100%褒め言葉にならないか、と言われたらそうでもないですが。
シティボーイ

◯◯ってシティボーイって感じ~。

シティボーイってお坊ちゃんを横文字にしただけな?
これは意外でした。シティボーイって言われても嬉しくない言葉なのですね。
シティボーイは都会的で流行に乗っているイメージが個人的にはあります。
でもシティボーイはお坊ちゃんを揶揄した言葉に聞こえる場合があるのですね。
シティボーイの言葉のイメージについてはわたしが一般的な感覚がないだけかもしれません。
でもここで言えることは、普段頻繁に使わない言葉は褒め言葉には適さないということです。
相手に誤解されかねない言葉を使うのはやめておくのがベターです。
わたしの場合シティボーイの定義が曖昧でした。褒め言葉として同様のニュアンスを伝えたいのであれば「都会的でカッコいい!」と言えば誤解されずに済みます。
カッコいいよw

カッコいいよww

その「w」はなんだ!
これは文字で伝えるときに気をつけたいですね。これ「w」を文末に付けるのがクセになっている方はいませんか?
特に笑えることでもないのに、とりあえず「www」無意味に使っている方は要注意です。
「かっこいいよw」と文面が届いたら「バカにしているの?!」と思わずにはいられません。
わたしも「可愛いねww」なんて言われたらムカつきます。泣きます。

可愛いって絶対思ってへんやん!むしろブサイクやと思ってるやつやん。
文字でなくとも声の調子で「w」が付いているかどうかを感じ取ることもできます。

カッコいいね!…(ぷっ
みたいな言い方はやめましょう。伝わります。
褒め言葉は具体的に伝える、含みのある言い方はしない
褒め言葉を伝えるときのポイントは二つです。
- 褒め言葉は具体的に伝える
- 含みのある言い方や言葉選びはしない
褒め言葉は具体的に伝える
可愛いね
「可愛いね」と言われて嬉しい男性は少ないと先述しました。
でも「大きい目で可愛いね」と言われたら素直に受け取るはずです。
それでもなお可愛いと言われたくない男性も中にはいるかもしれませんが…それはもう、知りません。素直に受け取れない方には何を言っても伝わりません。
優しいね
「重い荷物を持ってくれて優しいね」などと何に対して優しいと思ったのか具体的に伝えると素直に受け取ってもらえます。
「荷物を持ってくれて優しいね」の言葉に対して「優しいと思うのに、なぜ俺のことを好きにならないんだ!」と思う方はさすがにいないはずです。
含みのある言い方や言葉選びはしない
- 「◯◯さんっていい人なんだけどね」
- 「◯◯さんって倹約家だよね」
- 「◯◯さんってA型っぽいよね」
いい人
今回は取り上げませんでしたが「いい人」という褒め言葉もふわっとしています。
言われた人は「あぁ、いい人止まり確定ね」なんて凹むかも。
倹約家
倹約家はポジティブなイメージとネガティブなイメージが混在します。
ネガティブなイメージは「ケチ」。ケチな人と言われて嬉しい人はいないはずです。「節約家」と言われてもあまり嬉しくないですかね?どうでしょう。

結婚したら倹約家の人がいいんですけどね…いや、でもケチはノーセンキュー。
倹約家からは複数のイメージが連想されます。そのような言葉で人を褒めるのはやめるのが無難です。
倹約家であることポジティブに相手に伝えたいのであれば「わたしも紅茶のティーバッグは二回は使うよ!同じだね」などと同じ目線で共感の意を示す使い方であればいいかもしれません。(これはもはや褒め言葉なのかわかりませんが)
◯型っぽい
血液型を気にするのは日本人だけ!とよく聞きますよね。とかいうわたしも相手の血液型は気になるタイプです。
血液型によってなんとなくイメージがありますよね。A型は几帳面でB型はマイペースでO型は大雑把、AB型は変わり者。
自分の血液型のイメージが気に入っている方は褒め言葉に捉えるかもしれません。でもその一か八かに賭けるのはこわい。
血液型を褒め言葉に使うのはやめておきましょう。血液型で人を判断するのは品がないです。
以上、褒め言葉を伝える際の注意点でした。
くれぐれも男性に以下の褒め言葉を伝えるときは気をつけてくださいね。
- 若いね、若く見えるね
- 優しいね
- 細いね
- モテそう
- 芸能人に似ているね
- 可愛い
- チャラそう、遊んでいそう
- 女の子に不自由していなさそう
- シティボーイ
- カッコいいよw