恋愛において何が善しとされるのか。
恋愛観は人によって違います。恋愛観に正解も間違いもありません。
そのため個々の恋愛観に文句をつけるつもりは毛頭ありません。
ただ一つ言えることがあります。
世間一般に漂っている恋愛観は、時代の流れと共に変わっていくということ。
恋愛観をアップデートせよ

わたしはアラサーです。
アラツー、なんて言わないか。20代の“いまどき”の恋愛観とは少しズレてしまうかもしれません。
でも、それでも言いたいこと、というか思っていることがあるので少し話させてください。
恋愛観は一昔前と比べて明らかに変わっています。
結婚するまで処女を守り抜く
たとえば、人と付き合う過程において順番は重要でしょうか?
告白→付き合う→キス→…
結婚するまで処女、という言葉があったくらいです。一昔前の人にとって順番は大事だったのでしょう。
まさしく日本人の考えそうなことですよね。って、外国人の恋愛観は知らないのですが。
でもいまどき恋愛の順番にこだわっている人はどれだけいるでしょうか?
結婚するまで処女が悪いわけではありません。否定する気もありません。
でも周りを見回してください。順番にこだわっている人はどれだけいるでしょうか。
わたしはなんなら付き合う前にいろいろ済ませたい人です。だって付き合ってから相性が合わないとなったら面倒じゃないですか?
体の相性は付き合う上で結構大事なポイントだと個人的には思っています。

えー!付き合ってないのにキスしちゃったの?!
なんて言う人もいますが、付き合ってからいろいろ合わないことが分かったらどうするつもりか聞き返したいです。
実際わたしの友達で、体の相性が合わなくて別れた友達がいます。
それ以外については申し分なかったようなので、別れるときは相当辛そうでした。
別れたい理由を言う方も言われる方も嫌ですよね。
こんな話を聞くと、わたしに言わせれば、付き合う前に確認しておけばよかったのでは?と思うわけです。
これが付き合っている段階だったのでまだ良かったものの、結婚してからでは手遅れです。
この考えから、結婚するまで処女を守り抜く重要性の意味が分かりません。
もっと言うなら「結婚するまで童貞」という言葉がないのも不思議です。なぜ女性だけ言われなきゃいけないのか。
どちらにせよ、いまの時代に合ってないことは確かです。(早く済ませた方がいいと言いたいわけではないので汲み取って)
馴れ初めはマッチングアプリ
マッチングアプリの世の中への浸透具合。これこそ世間一般の恋愛観がアップデートされた一つではないでしょうか。
一昔前、マッチングアプリは出会い系サイトと呼ばれていました。
出会い系サイトのイメージは、怪しい、こわい、ヤリモク、人に言えない。どれもネガティブなイメージです。
結婚式の場で「二人の馴れ初めは出会い系サイトです」なんて言えたものではありません。
でもいまや出会い系サイト改め、マッチングアプリは恋愛の手段として多くの人が利用しています。
マッチングアプリを使っていることに対して恥ずかしさや後ろめたさなどを感じる人は少ないはずです。
結婚式の場で「マッチングアプリで出会いました」といまのところ実際に聞いたことはありません。
でもオブラートに包んで「SNSで出会った」「共通の趣味があって」などと置き換えられることはありました。勘のいい人なら気づくはずです。
「馴れ初めはマッチングアプリ」と結婚式で話されるのも時間の問題かもしれません。
恋愛?それって美味しいの?
恋愛はしてなんぼ、だったけれどいまや恋愛は二の次三の次。
なんなら恋愛をしなくてもいい、と考える人もいます。性欲がないなんていう人も。
テレビで20代前半の男性が、

恋愛に興味がない、性欲もない。
と言っていたのを聞いて驚きました。
わたしの中で、「若い男性=性欲の塊」みたいな先入観があったから驚いたのだと思います。

わたしも恋愛観はアップデート中です。
- 恋愛以外に熱中できるものがある
- 恋愛に時間も気持ちも消耗したくない
- 他人に興味がない
- 性欲がない
こういう考えの人は昔からいたのかもしれません。
いま、いわゆる“少数派”の人が声をあげやすい時代になったからちょっと目立ってきただけかもしれません。
それが理由だとしても、時の流れの中で恋愛観も変わってきたと言っても過言ではないと思います。
“おかしい”が普通に

わたしが初めて長く付き合ったのは高校生のときで、相手は女性でした。
当時、LGBTQなんて言葉は聞かなくて(わたしが知らなかっただけかも)自分たちは“おかしい”と思っていました。
当然、周りの友達に付き合っていることは内緒にしていました。
自分たちを言葉に表すなら“レズ”という言葉が当てはまるのか。いや、レズという言葉もどうも腑に落ちませんでした。
なぜならわたしの恋愛対象は男性だからです。後にも先にも女性を好きになって付き合ったのはその子だけでした。
わたしの普段の恋愛対象は男性だけど、たまたまそのとき好きになった人は女性だった。こういうの何て言うんですかね。
わざわざ型にはめる必要もないので、当てはまる言葉がほしいわけでもないのですが…
15年くらい前の当時が、もしいまだったら。もしかしたら自分たちのことを“おかしい”とは思わなかったかもしれません。
周りの友達にも付き合っていることを言えたかもしれません。
実際どうなんだろう、まだ言える雰囲気ではないのかな。仲良しの友達くらいには言えそう?現役高校生に現状を聞いてみたいところです。

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結婚観も時代と共に変わる
恋愛観だけでなく結婚観も時代と共に変わっていますよね。
男性は外で働き、女性は家を守る。なんていつの時代のことでしょう。
いまや共働きが当たり前。というか結婚自体も晩婚化しているし、結婚が人生のゴールでもありません。
DINKs(ディンクス)と言って、共働きで子どもをつくらない夫婦だっています。

要は人それぞれということです。
以下のような言葉を掛けるのはNGです。

結婚しないの?

子どもつくらないの?

奥さんを外に仕事行かせるの?
特に「子どもつくらないの?」系のことを言う人はいまだ多い印象です。

うちの親も「孫が見たいなぁ」って言っていたなぁ…
子どもを持つことについては、夫婦それぞれに考えやタイミングがあります。非常にセンシティブなことです。
仲が良くても、たとえ身内であっても子どものことは突っ込まないのが吉です。
言われた側の対処法としては、結婚観(恋愛観)のアップデートができてない人の意見は聞き流しでOKです。(もちろん反論しても構いません)
自分軸を大切に、相手軸も尊重する
時代の流れと共にアップデートされていく恋愛観を肌で感じつつ、自分軸を大切に。
昔からの言い習わしを大事にするのもいいですが、それを他人に押し付けたり求めたりしないように。
自分の軸と同じように相手にも軸があることを忘れずに。

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恋愛を引き続き楽しんでいきましょう。