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この瞬間よ、永遠に続け

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花火ってほんと綺麗で大好き。子どものときは目の前で見せてもらってたから毎年すごく楽しみで。有料席とかではなかったけどね、視界の全部が花火になるくらい大きく見えて。

いつから家族で花火大会に行かなくなったのかなぁ、ピカチュウのクジとかした覚えがあるから小学生低学年とかまでだったのかなぁ。

そう思うと家族との花火の記憶も実は一瞬でちょっと寂しくなっちゃった。家族愛とかそんなことを話すつもりでこれを書き出したわけではないんだけどね。

でもさ、家族とは行こうと思えば今年だって来年だって花火見れるんだよね、一緒に。兄弟家族も集まったらさ、あのときよりも家族が増えてるからもっともっと楽しいのかも。

それと反対で、彼氏と観る花火ってなんか切ないんだよね。付き合ってたとしてもさ、これからずっと一緒だよって約束しててもさ。それは口約束に過ぎなくて、絶対的な保証はなくて。

普段のデートで「これが最後かも」なんて考えることはないけど、花火となると特別で。「来年も一緒に観れるのかな」って。

家族と観た花火と同じはずなのに、音も色もなんだかちょっとずつ違うような気がして。一つずつの花火が心に焼き付いて。カウントダウンの音に聴こえてくる。着実に時間が過ぎていくことを体で感じさせられる。

「綺麗だね」って口にしてみるけど、隣の彼の顔が見られない。花火を見上げる彼の顔を見るのが最後になるんじゃないかって。

それだったらわたしの記憶の中に、彼のその顔をはじめから入れるのはやめておこう。来年の涙を少しでも減らすために。

でもね本当は、もしこの瞬間が永遠に続くなら、花火なんかよりあなたの顔をずっと眺めていたいんだ。

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