管理人ちゃんもりをTwitterでフォローする >>

【書評】『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』林伸次|恋の季節を感じながら

この記事は約5分で読めます。

この記事は広告を含む場合があります

久々に恋愛小説を読みました。

先日エッセイは読んだのですが、恋愛小説は久しぶり。

バーで話される、お客さんの恋物語がいくつも載っています。

短編集とはまた違うのですが、場面が早い展開で変わっていくので読書が苦手な方も読みやすそうな本。

そして、二度読みマストの本です。

最後、そう来る…?

となって、まんまと二回目を読みはじめました。散りばめられていた伏線を確認するために。

当書には印象的な恋物語がいくつもありました。中には人には言えない恋も。

どれもたしかにそこにあった恋なのに、それは消えてしまう。まるではじめからなかったかのように。

恋の儚さ、切なさ、もろさ。叶わない恋、叶わなかった恋、叶えてはいけない恋。

いろんな恋物語にふれることができます。

バーが舞台なので、音楽とお酒のセットは必然。

お客さんが語る恋に合わせた音楽とお酒が登場します。

それもかなり詳しく解説されているので、実際にお酒を片手に音楽を聴きながら読みたくなる本です。

  • 感傷的な恋愛に浸りたい方
  • 自らの恋の終わらせ方に悩んでいる方
  • 恋愛から遠ざかっている方
  • 秘密の恋をのぞきたい方

こんな方たちに、読んでほしいなと思います。

最後に印象的だったページを。冒頭部分です。

この数行に引かれて、本を読みはじめました。

いつかの、終わりのない恋を求めて。

タイトルとURLをコピーしました