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【書評】『いつかすべての恋が思い出になる』はあちゅう|恋愛の新たな視点に気づかされる

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著者ご本人さまの体験談はもちろん、人さまの恋愛体験談がぎっしり詰まった一冊でした。

お腹いっぱい!

お腹いっぱいというと「もう十分だよ」と少しネガティブな風に聞こえるかもしれません。

まったくの逆です、いい意味でのお腹いっぱい。なんと表現したらよいか…一言でバシッと決まりそうにないのでこのまま書き進めます。

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恋愛観、結婚観は人の数だけ存在する

いや、人の数だけと言うと低く見積もりすぎかもしれませんね。

人はいくつもの恋愛を経験する中で、恋愛観や結婚観をアップデートしていきます。

時には失敗しちゃったと思う恋もあるかもしれません。でも恋愛に失敗なんかありません。

「そのときそのときに必要な恋愛」が人生にはある

恋愛観や結婚観のアップデートの先のゴールはみんな違ってみんないい。

人によって恋愛や結婚に何を求めるか、何に重きを置くかは違うものです。正解はありません。

恋愛に「普通」ってないんだな、と改めて考えさせられました。

自分の気持ちが言語化されている充足感

当書を読み終わって、充足感に包まれたのは節々に自分に刺さる言葉があったからです。

あっ、お腹いっぱいという表現より「充足感」の方がピンと来ます。

自分の中でふわふわと言葉にならなかった気持ち。それが当書の中で言語化されていて足りなかったものが補われたような、自分の気持ちとやっと向き合えたような気持ちになりました。

どんな本もどんな言葉もそうかもしれませんが、印象に強く残るものは人によって違うと思います。人によってもその時々によっても。

印象に残った言葉

「いまの」わたしに刺さった言葉を引用させていただきます。

あの人との出会いにはどんな意味があったのだろうという問いは、一生かけて解くものなのかもしれません。

この言葉が自分に刺さった理由は、ここでは割愛します。(気になる方はコラムカテゴリーの記事を読んで想像してください)

わたしがいま抱えているやり場のない気持ちを言語化してもらえました。この言葉を繰り返し心に刻むことで心の整理がつきそうな気がします。

そうそう、これも名言だなって。

-誰かと誰かのバックグラウンドが知らない間にまじりあって誰かの一部になっていく。

好きな人や付き合った人から影響を受けることってよくありますよね。

意図的でもそうでなくても、恋愛では趣味や考え方が相手色に染まりがち。これについて言っているのかと思いましたが、違うんです。

こちらの引用した言葉の登場人物は3人、いやそれ以上かもしれません。

たとえば彼から受けた影響は彼の元カノからの影響かもしれないということです。

わたしは歴代の元彼に様々な影響を受けてきました。趣味でいうと洋楽ロックや古着は10代の頃の元彼の影響。

「考える」というクセがついたのは20歳の頃の元彼の影響です。

趣味や習慣、考え方を付き合っている人から譲り受けることは多くあります。そして実はそれは元彼の元カノからの影響かもしれないし、親からの影響かもしれません。

深い…

すべての恋は色を変えていく

タイトルの通り「恋」にまつわる話がほとんどです。なんせ著者はこの本の中で「結婚したい病」にかかっていると仰っていますから。

わたしは新しい恋をすることはありません。一応、既婚者なので。

それでもまた数年後に読んだら違う発見がありそうな予感です。

なぜなら時間が経つと過去の恋愛は色を変えていくと思っているからです。

わたしの持つ、恋のカラーイメージです。

  • 片思い中はオレンジ
  • ライバル出現の紫
  • 恋が叶った瞬間は赤
  • ラブラブ期間はピンク
  • ヤキモチを妬く紫
  • 浮気をする紫
  • 別れが見えてきたら水色
  • 別れたら真っ黒
  • 少し立ち直って灰色
  • 気持ちの整理がつきはじめる黄緑色
  • いつまでも忘れられない混ざった色
  • 笑って話せるようになる黄色

紫が多い…!

言葉で表現できなくても気持ちについている色はなんとなくわかります。それを言語化してくれるのがこの本です。

ここで言う「混ざった色」が「黄色」になる頃に、わたしの恋もすべて思い出になるのだと思います。

自分の気持ちをうまく言語化できない方は当書を読むとすっきりするかも。

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