スピリチュアルなことを信じてるわけじゃないし、だからと言って否定する気もない。
雑誌の最後にある星占いは好きだし、好きな人ができたらもれなく相性占いもする。
でもわたしは決まっていいことしか信じない、悪いことは見て見ぬふり。
それに朝の占いで「今日のラッキーアイテムは青椒肉絲です!」なんて言われると萎える。
どこの神様?がそんな料理名をピンポイントで教えてくれるのか、と。
まぁそれくらいの感覚でスピリチュアルなのか何なのかを信じたり信じなかったりするわたし。
未来はいまの自分がつくる。未来は変えられる。
そう思う反面、後になって考えると「結局これらはすべて必然だったのでは?」と思うこともある。要はそのときの気のもちよう。
恋愛については努力でどうにかなると思うのも確かだけど、たいていの場合は序盤で恋の結末が読める。
片思いのまま終わる、両思いになる、でも数ヶ月で飽きられる(飽きる)、結婚するかも。
それこそわたしは神様か何かではないから、予想が外れることもある。
でもたいてい思った通りに進んで「やっぱりな」って答え合わせ。
それなら結末を変えるために努力する必要なんてないんじゃないか?どうせ未来(恋の行く末)は決まっているならそれに抗うって無理じゃない?
だってもうこの恋は、結末までお話が書かれているんでしょう?
恋は一つ一つが唯一無二の物語。それにはもうタイトルがついていて、筋書き通りに事が進む。
そうとはわかっているのに、どうにかしたい。結末を変えたい、自分の思い通りにしたい。そう思うのが人間。
恋は自分一人ではできない、相手ありきのもの。自分以外をコントロールすることはできないのに、どうやって恋物語の結末を変えようか?
すでに販売されている本で「すみません、結末変えました!」って販売停止して内容を差し替えることなんてある?ないよね。
じゃあもう仕方ないんだよ、この恋の結末はもう最初から決まっている。せいぜい“あとがき”で意見できるくらいだろう。
「思っていた話と違いました!」って。