【書評】『大好きな彼をかならず手に入れる恋愛の極意』志摩純一｜もう恋愛に振り回されない

＼ この記事の内容をYouTubeで観る ／

男性心理が丸裸になっている本です。この本を読んで、わたしが勝手に持っていた男性に対する淡い期待が打ち砕かれました。

男性にガッカリした…

と言ったら、全男性に向けて失礼ですが。著者も冒頭で書いています。

男性の本能というものは、女性が想像しているよりもずっと動物的で身勝手です。（本文より）

そして、最後にも。

この本でご紹介した本能は、あまりにも身勝手で、女性の皆さんは、心に大変な苦痛を覚えたかもしれません。

そうなんです、読み進めていくとなんだか目を背けたくなりました。

たとえば、男性が生まれ持っている狩猟本能についてはご存知の方が多いと思います。

この狩猟本能についてリアルに書かれており印象的だった部分を引用します。

まるでパチンコ台につぎ込むみたいに、女性に対してお金をつぎ込む習性があるのが、男性の悲しい闘争本能です。

具体的な数値は以下の通り説明されていました。

今後一切、男性に奢ってもらうのはやめよう。

この具体的な金額にどれくらいの男性が「わかるわかる～」と頷くのでしょうか。

全男性にあてはまらないにせよ、大多数の感覚と一致しているのでしょうか。

女性のわたしからすると、この感覚はにわかには信じ難いです。

でもこの本の著者は生物学的、心理学的な見地から男女の恋愛について研究した医師です。

だったら信じるしかないか…女性がそんな風に見られていたなんて衝撃的。

わたしにとって恋とは感覚的にするもの。その場の雰囲気やタイミングによって、次に取る行動を決めるといった具合でいままで恋愛してきました。

わたしのように感覚的に恋愛をして上手くいく人はそれでいいと思います。

でも、感覚的に恋愛するのが難しく、いままでどうも恋愛がうまくいかなかった方はこの本を読んで男性心理を勉強すると道が開けるかもしれません。

男性心理に振り回されてきた事実を知ることで、今後賢く恋愛できるはずです。

当書では、今回取り上げた狩猟本能(闘争本能)以外の男性心理についてもたくさん書かれています。

男性心理を知っておくと無駄に傷つくことは減り、上手に男性と付き合うことができそうです。

最後の「男性を手のひらで転がしたい方」というのは言葉が悪いかもしれません。男性陣から反感を買いそうです。

でも男性の著者がこう書いています。

男を上手に操縦する、女性にとって楽な生き方を勧めている

これって手のひらで転がすと同意ですよね。

男性は身勝手な生き物だけど、それを知った上で付き合っていけたら(コントロールできたら)男性に振り回されることはありません。

男性主体で動いているように見せかけて、それを理解し受け止めることで結果的に男性を惚れさせるのです。

自分を自由にしてくれる女性に、男性は惹かれていく

「恋愛」をうまくいかせるのに必要なのは、たった一つだけ。それは、あなたが一日も早く、男性の本能や本質を理解して、円滑に賢く恋愛を進める術を身につけることです。

恋愛難民になっている女性は、自分の気持ちと向き合うだけでなく男性心理に目を向けると新しい突破口が生まれそうです。