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【書評】『ドキュメント「婚活」サバイバル』植草美幸|婚活は恋愛する場ではない

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婚活のイメージが覆りました。

婚活とは、あくまで恋愛結婚をするためのものだと思っていました。

違うんですね。婚活は恋愛する場ではないらしいじゃないですか。

結婚相談所の話は知らない世界なので、すごく興味深く読み進めました。

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結婚相談所は恋愛する場ではない

弊社は結婚相談所であって、出会い系アプリではありません。

結婚相談所はいわばお見合いの場というわけです。

恋愛しないまま婚活して結婚する。つまり昭和のお見合い時代に戻りつつありますね。

わたしのように“婚活”を勘違いしている方は実際に多くいるようです。

「恋愛の先に結婚がある」思っている会員が多く、結婚相談所の目的がわかっていないのだそう。

  • 見た目で相手を判断する
  • 恋愛の“それ”がしたい

 

見た目で相手を判断する

  • ジャニーズ顔しかイヤ!
  • 若くないとイヤ!
  • ハゲてたらイヤ!
  • イヤなもんはイヤ!

恋愛の“それ”がしたい

  • 男性にはリードしてもらいたい
  • ラブラブしたい
  • つまりセックスしたい
  • 若い頃にできなかった恋愛がしたいんだ!

結婚相談所に入る目的は、ズバリ結婚するためです。

恋愛したい、恋愛からの結婚をしたい、という方の場所ではないというわけです。

結婚相談所については当書しか読んだことがありません。どこの結婚相談所も「恋愛とは切り離して考えて!」という方針なのかは知りません。悪しからず

自分を客観視できない人たち

仕事のときは、プライドはいくらあってもいい。しかし、婚活においてはプライドを捨て「自分は結婚できていない」という現実をみて

仕事ができる人は職場でチヤホヤされます。若い部下がたくさんいます。

  • 「先輩、いつもキレイですよね!」
  • 「部長、ありがとうございます!」
  • 「課長、頼りにしています!」

ヨイショしてもらっていることに気づいていない人が多いんだとか。

仕事ができるからその地位をゲットしたのは間違いない事実です。それは素晴らしいことです。

でも、それを婚活の場に持っていくのはNG。

ヨイショしてもらっていることを鵜呑みにして「わたしってキレイって言われるんです」「わたしってスタイルがいいってよく言われて…」「若く見えるとよく言われるんです」

バリキャリ女性は自分で自分を褒めるそうですよ。自己肯定感、高いプライドは必ずしも悪いものではありません。

でも婚活の場ではどちらも不要なのです。

どれだけ仕事ができて、どれだけ年収がよくても、結婚できていない現状。

現実を変えるためには?結婚するためには?

現状把握して、問題点を洗い出し、改善する。バリキャリ女子の得意とする分析をいまこそ発揮すべきです。

結婚相談所を通して結婚したい方へ

以下のことを心構えとして持っておくと、よさそうです。

  • 結婚できてない現実を認める
  • 職場の評価≠婚活の場での評価
  • 結婚相談所の目的は結婚
  • 結婚相談所=お見合い
  • 結婚相談所≠恋愛する場
  • 外見ではなく中身で判断
  • 自分を客観視する
  • 自分の年齢の自覚をする
  • 結婚相談所のアドバイザーの意見は素直に受け入れる
  • パーフェクトは諦める
  • 婚活の場に親は連れ込まない
  • 妊娠・不妊については先に話す

ざっとこんなもんでしょうか。結婚相談所を通さなくとも婚活で意識すべきことが含まれています。

たとえば「自分を客観視する」などは結婚相談所を通さなくても、大事なことですよね。

職場でチヤホヤされるのが、そのまま自分の評価と考えるのは客観視ができていない証拠です。

最後に個人的に印象に残った部分を引用します。

恋愛から遠ざかっている人がとても多く、たとえ30代後半になってもわ20代と同じ感覚で相手探しをするのです。これは、最後にまともに付き合った人が20代だったという人が多いからです。

最後に恋愛した感覚のまま結婚相談所に入る。そんな方はいまの年齢に恋愛の感覚が追いついていないことが多いそう。

必然的に求める条件が厳しくなり(自分より歳上は嫌など)なかなかマッチングしないのだとか。

恋愛から長らく遠ざかっている方は、お気をつけあそばせ。

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