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【書評】『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ』DJあおい|恋愛のカラクリここにアリ

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こりゃあ、面白い!

男女の恋愛に対する感覚の違いがよーーくわかる本でした。

  • なぜわたしの気持ちをわかってくれないの?
  • なぜわたしの気持ちは伝わらないの?
  • なぜあなたはそんな行動をするの?
  • なぜあなたはそんな言い方をするの?

なぜ?なぜ?なぜ…?

そんな恋愛の不思議が当書で紐解けます。

当書を読むと、知らぬ間にできていた心のつっかかりが取れていく感覚を味わえます。

  • だからあのときこうだったんだ
  • だからあなたはそんなこと言ったんだ
  • だからうまくいかなかったんだ
  • これからの恋愛ではこうしていこう

恋愛に正解はありません。万人に通用する恋愛テクニックや男女それぞれの攻略法のようなものはありません。

でも男女の恋愛の感覚の(一般的な)違いを知っているだけで、あなたの恋愛はうまくいきだすかも…?!

本なんか読まなくても本能的に恋愛をうまくこなしていく人、モテる人がいます。それはもう先天的な特質です。

わたしは先天的なモテ体質じゃないから、オワッタ…

いえいえ、そんなことはありません。諦めたらそこで試合終了です。

努力は必要かもしれませんが、後天的にモテをを身につけることはできますし、恋愛をうまくいかせることもできます。

あなたは恋愛上手になれる、モテる人になれる。

そのためには本を読むことがまずは手っ取り早いです。

本を読んで知識をたくわえるだけでは、机上の空論です。実際に恋愛をして経験値を高めていくことが大事ですからね。

とはいえ、じゃあ「いまから好きな人をつくりましょう」「明日から誰かと付き合ってください」と言われても無理なもんは無理です。

となると、来る日のために他人様の経験談を本から吸収することがいますぐに一人でできることです。

恋愛の本は相手を落とすためのメソッド書ばかりではありません。むしろ当書のように、自分自身と向き合うためのヒントが書かれていることが多いです。

今回の本で恋愛に関する本は23冊読了しました。他の本の書評記事はこちらこちらからご覧ください。

当書で特に印象に残った言葉を引用します。

愛されようと頑張る女よりも、愛することを楽しむ女の方がより美しく劇的に変化するものです。

好きな人を振り向かせるために頑張る。

これは決して悪いことではありません。自然な気持ちです。

でも「頑張る」ことに焦点を当てすぎると少しズレていくということが書かれていました。

「頑張る」のは「愛されたい」という欲求が原動力になっているので、「愛されていない」今の自分を否定する行為でもあるんですよね。

他のページにもよく似たことが言葉を変えて何度も出てきていました。

好きになる人がことごとく既婚者だったり彼女持ちだったりする人というのは、(略)「その人が自分のことをどの程度理解してくれているのか」というところに恋愛スイッチがある。

これは「誰かに認められたい、自分を見てもらいたい」という欲求が前面にでてしまっているからだとか。

正確には「好きすぎる」のではなく「弱すぎる」だけなんですね。

好きになった責任を相手に押し付け、見返りを求めるようになる(嫉妬含む)のは人を好きになることへの責任感の欠如から生じる弱さだとか。

価値観を合わせた恋愛は必ず終わる

価値観を無理に合わせようとすると、その見返りを相手に求めます(欲求)。その結果、愛情より欲求を求めるようになり、バランスがうまくとれなくなるとか。

「好きになってほしい」という“欲求”より、「好きですよ」という“愛情”を育み合うのが恋愛ってものなんじゃないですかね。

恋愛は愛する対象がいるときにできるものなので、つい自分と相手の間のことを考えてしまうと思うんです。

二人のバランス(相性)によって、その恋愛がうまくいくかいかないかは決まるのは確かです。

でもその前に、自分自身と向き合わなければいけないし、相手に恩着せがましく自分の気持ちを向けるのもおかしな話です。

恋愛はギブアンドテイクだ!尽くしたら尽くされるものだ!と思っている方は、DV気質があるので要注意です。

DVってそんな大袈裟な…と思われる方はこの本を読んでみてください。

【書評】『シングル単位思考法でわかるデートDV予防学』伊田広行|「ふつうの恋愛観」は危険

ご自身の考えと本を照らし合わせるとハッとするはずです。

少し話が逸れてしまいました、すみません。

何が言いたいかと言うと、恋愛は一人ではできない。二人だからこそできる。でも「好き」の気持ちは相手発祥のものではなく自分発祥であること。

だから、自分の気持ちと向き合わなければならないし、相手をコントロールするのは無理ということ。

相手をコントロールすることではなく、違いを認め許すことが恋愛には不可欠だということ。

こんなことが当書では学べます。

おもしろおかしく、時には愛のあるムチでぶった斬ってくれる。なんとも爽快な著者の言葉や考えが並んでいます。

この本を読んでほしい方
  • 男女の脳の違いの話が好きな方
  • 男女の恋愛の感覚の違いが知りたい方
  • どうもうまくいかなかった過去の恋の答え合わせをしたい方
  • いまの幸せを長続きさせたい方
  • これからの恋愛を賢くしていきたい方
  • 自分の「好き」の感情が正常か(相手に迷惑をかけないか)確かめたい方

そうそう、こんな話もありました。彼が話す「過去の女」に嫉妬する人に対して「そんなに気になるならあなたも過去の女になればいいんじゃない?」とぶった斬っていたのは面白かったです。

どうしてどうでもいい人からモテるのか、どうして恋愛相談をした友人と惹かれあってしまうのか。そんな不思議にも明確な理由が書いてあります。(おもしろい!)

恋愛脳の、あなた!この本は読む価値ありですよ。

最後の1ページを閉じたとき、あなたの世界が変わっていますように。

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