
あなたは恋愛と結婚の違いを言えますか?
結婚してない方はあまりピンと来ないかもしれません。わたしも結婚前は恋愛と結婚の違いがわかりませんでした。
でも実際結婚して、恋愛と結婚の違いでいくつか気づいたことがあります。
これから結婚を考えている方などに恋愛と結婚の違いをお伝えしたいと思います。
- 結婚を考えている方
- 恋愛≒結婚(ほぼ同じ)だと思っている方
- 恋愛と結婚の違いを知りたい方
- 自分が結婚に向いているか知りたい方
【自論】恋愛と結婚は別物
あくまでわたしの考えですが、恋愛と結婚は別物だと思います。
今どきお見合い結婚は少ないので、恋愛の先に結婚という流れは否めません。たしかに結婚は恋愛の延長線上にあります。
でも恋愛≒結婚ではないと思います。恋愛と結婚がほぼ同じと考えている方は、結婚してから違いに驚くかもしれません。
今回はその恋愛と結婚の違いについて詳しくお話ししていきます。この記事を読んだ後、恋愛と結婚がほぼ同じだと思っている方の考え方が変わるかもしれません。
恋愛と結婚の違い【9選】
実際に結婚生活を送る中で恋愛と結婚の違いに気づきました。
恋愛と結婚の違いは結婚する前から分かっていたものもあれば、結婚してから気づくものもありました。
恋愛と結婚の違いを結婚する前に知っていて損はないと思うので確認してくださいね。
好きから愛するに
恋愛と結婚の違いは好きと愛するの違いが全てではないかと思います。
結婚:愛する
好きは自分の一方的な感情で、好き好き!と自分の想いに重きを置き行動する様子です。極端な言い方をすると自分勝手な恋愛感情です。
それに対して愛するは相手を思いやった感情です。自分のことは置いておき、相手のためを思って行動する様子です。相手のために自己犠牲を厭える(いとえる)かという違いがあります。
ただ付き合っているという恋愛は好きの感情で成り立つかもしれません。結婚程深く相手と関わりませんからね。
でも結婚したら好きだけではどうにもならないことがあります。というか好きの感情だけでは結婚生活はうまくいきません。
これから結婚する方は、相手を思う気持ちを好きから愛するに変えられるか考えた方がいいでしょう。
期間限定から一生に
結婚:一生
付き合うときに「一生この人と!」と思う人は少ないと思います。結婚前提で付き合う人もいますが、それでもお試しで付き合う人が多いですね。
いくら結婚前提でも相性が悪かったら別れるわけですから。いわば期間限定の付き合いです。
付き合っているときはいつでも別れることができます。極端なことを言えば今日付き合って、明日別れてもいいわけです。
それに別れた翌日に新しい人と付き合っても何の問題もありません。(人としてどうかということはさておき)
でも結婚は期間限定の付き合うとは違い、一生を誓います。「この人と一生を添い遂げる」その気持ちがなければ結婚はできません。
恋愛と結婚はスパンが違います。目先の期間限定で見るか、一生で見るか。
期間限定の恋愛であれば気に入らなければ別れたらいい話です。でも一生ものの結婚であれば、些細なことで別れを決断できません。
- おじいちゃんおばあちゃんになって見た目が変わっても
- 性格が変わっても
- 病気やその他災難に襲われたとしても
それでも一生一緒にいたいと思える人がいたら結婚してもいいでしょう。
逆に相手や環境の変化についていく自信がなければ、相手との関係は恋愛止まりということですね。
口約束から法的約束に
付き合うときに書面にサインをするカップルはあまり聞いたことがありません。口約束だけですよね。
でも結婚するときは婚姻届を役所に提出することになり法的約束を交わすことになります。
結婚:法的約束
結婚もたった一枚の婚姻届を出すだけではありますが、恋愛のときとは違って相手の存在をより近く感じることになります。
婚姻届を出すことでお互いが唯一無二のパートナーであると法的にも認められ、安心感にもつながると思います。
また、結婚は気持ちの面だけでなく税金面でもメリットがあります。配偶者控除や扶養控除など、付き合っているときにはなかった恩恵が受けられます。恋愛とは違う部分ですね。
恋人から家族に
結婚:家族
恋人と家族の違いは一目瞭然ですね。これまでご紹介した“違い”を使って表してみます。
- 恋人は口約束でつながる、期間限定の好きの感情で成り立つ関係
- 家族は法的約束でつながる、一生愛する感情で成り立つ関係

ちょっと長くて分かりづらいかしら(謝)
ドキドキしたい!という方はまだ結婚は早いでしょうし、落ち着いて安心感を得たいという人は結婚を考えてもいいのではないでしょうか。
不安から不満に
結婚:不満
恋愛しているときは相手にどう思われているか、相手とうまくやっていけるかと不安がつきものです。
でも結婚すると相手が自分をどう思っているかなどの不安はほとんど感じません。だってお互いが一生をかけて結婚しているのですから。
結婚すると不安より不満を抱えることになります。一緒に生活していると不満の一つや二つ出てくるのが普通ですからね。
「もっとこうしてくれたらいいのに」なんて不満が出ますが、それを解決していけるのが夫婦であり結婚のあるべき姿です。
恋愛しているうちは相手に不満があれば別れたらいいだけの話ですが、結婚したらそうはいきません。
不満を解決していきながら、よりよい夫婦になっていきます。
責任なしから責任ありに
結婚:責任あり
恋愛しているうちは相手に対して責任がありません。自分の稼ぎがどうであれ、自分の生活がどうであれ相手には関係ありません。
でも結婚するとお互いに責任が生じます。夫婦によってそれぞれの役割は違います。
典型的な例で言うと、夫は一家を支えるために稼ぎ、妻は家庭を守るために家事や育児を。
もちろん夫婦のどちらが何の役割をしてもいいですし、共働きなどで役割分担している夫婦もいます。
共通して言えるのは家族のために何らかの責任がお互い夫婦であることです。そのため家族を持つ覚悟や責任感のない人にまだ結婚は早いでしょう。
近い将来から遠い将来に
結婚:遠い将来
恋愛しているうちは近い将来だけ見ておけばいいでしょう。次のデートどこに行こうかな?次の誕生日は何をプレゼントしよう?などと目先のことを悩むだけです。
でも結婚すると遠い将来も考えなければなりません。
お金、家、子ども、仕事、老後のこと…考えることは山ほどあります。
長いスパンで考えなければいけないことや、なかには簡単に決断できないこともあります。
結婚したら「記念日どうしよう♩」とばかり考えているわけにはいきません。まだ恋人同士のワクワクやドキドキを楽しみたい方は、結婚せず恋愛を楽しんでください。
人との付き合いから家との付き合いに
結婚:家との付き合い
恋愛は人との付き合いです。自分の家族に恋人を紹介することもありますが、それでも人と人との付き合いには変わりありません。恋愛に家はほとんど関係ありません。
でも結婚すると当人同士だけの問題ではなくなってきます。人との付き合いから家との付き合いに変わります。
結婚して間もない頃は家との付き合いに変わったことを実感することがあまりないかもしれません。
お正月やお盆休みにどちらの実家に行くか?と考えるときに感じるくらいでしょうか。
でももっと先の将来を考えると当人同士だけでなく、お互いの実家のことも自分たちに関係してくると実感します。
自分たちの親に介護が必要になったときどうするか?夫婦でどちらの親を優先するか?優先できない方の実家は兄弟に任せられるか?
介護の問題だけではありません。持ち家や土地がある場合、将来的にそちらに引っ越すのか売却するのか…など。
このように結婚すると家との付き合いになり、恋愛しているときとは違うことが多くあります。
浮気から不倫に
結婚:不倫
恋愛しているうちは浮気で済みますが、結婚すると不倫になります。結婚していると不倫は不貞行為となり賠償金が発生する場合もあります。

結婚していなくても内縁関係と認められると損害賠償の対象となりますが。
一生を添い遂げると誓った以上、不倫は許されません。まだ遊びたいという気持ちがある人は結婚する前にたくさん恋愛して、自分の気持ちを消化しておくべきです。
恋愛と結婚の違いを知っておこう
恋愛と結婚の違いについて述べてきました。あなたが思いつかなかった違いも中にはあったかもしれません。
期間限定 ➡︎ 一生
口約束 ➡︎ 法的約束
恋人 ➡︎ 家族
不安 ➡︎ 不満
責任なし ➡︎ 責任あり
近い将来 ➡︎ 遠い将来
人との付き合い ➡︎ 家との付き合い
浮気 ➡︎ 不倫
簡単にまとめてしまうと、恋愛=軽い、結婚=重いと言えます。
いろんな人と遊びたいなら恋愛したらいいですし、心に決めた一生添い遂げたいと思える人がいれば結婚に踏み込んでいいでしょう。
よく考えずに結婚してしまうと、離婚の恐れがあります。失敗しないためにも結婚する前に、恋愛と結婚の違いについて知っておきましょう。あなた自身に置き換えて考えてみてくださいね。