
正直ね、正直…わたしには無理だ!
わたしが当書を読み終わったときの第一声です。
男性が求める女性像について詳しく書いてあります。大事なことは言葉を変えて繰り返し出てくるので、この本を一冊読めば嫌でも理想の女性像が頭に入ります。
その結果「わたしには無理だ!」と思った次第です。なんともお恥ずかしい。
理想の女性像
いまからご紹介する理想の女性像は30代以降の方に参考にしていただければと思います。
というのも、著者は年齢別でこのようなことを仰っています。
20代は恋の主役世代。思い切り美貌を披露し、多くの男性のハートを刺激。
30代は、大人の落ち着きをかもし出しつつ、若さを発揮して、いい男を独占。
40代は、若さを失わないようにしつつ、女のたしなみを完全マスターして、とびきりのいい男をつかまえる。
冒頭で「わたしには無理だ!」と呟きましたが、それは20代の感覚をまだ持っているからだと思い知らされました。
アラサー、いやもうすぐミドサーの領域に入るので大人の落ち着きを意識していきたいです。
とはいえ今回は、現状のわたしの感覚と共に当書に書かれている理想の女性像について見ていきます。

え?無理じゃない?(※個人的感想)
引き続き理想の女性像をば…
話し合いはするべきだし、白黒つけるべき。どちらが悪いか、どちらが正しいのかハッキリしたい。
こう思う質なので、わたしは男性に嫌われるらしいです。

でも…女性のみなさん!やっぱり話し合いって大事じゃないですか?!
こんなこと言ったら著者のソフィア先生に怒られそうです。
著者のソフィア遥美さんはカリスマ占い師。鑑定に来られる女性の態度や言動から得たことがこの本には散りばめられています。
わざわざ鑑定にいらしているのに、なぜアドバイスを聞かないのかしら?と不思議な気持ちになります。(略)これまで優等生で人生を歩んできたために、自分を正当化することに慣れてしまっているのでしょう。(略)素直さを忘れてしまっているのだと思います。
んー、耳が痛い!
この本を読んだからには、いったん著者の考えを丸ごと受け取るべきなんですよね。
個人的な相談をしているわけではないので、本の内容に絶対従えというわけではないですが。(あ、こういうところが素直じゃないってこと?)
いかんせん、言い訳の多い女性は恋愛でも同じことをしてしまうとか。言い訳が巻き起こす心のすれ違いや誤解…うん、厄介ですよね。
大人の恋ができるいい女とは
タイトルの後半に「モテるのは可愛い女よりいい女」と書きました。
「きれいだね」「可愛いね」などのホメ言葉は、恋人になる前に言われるなら、とても嬉しい言葉。でも、付き合ってから言われるのは、あまり価値のない言葉なのです。(略)ほかにもっときれいな人や、可愛い人が出現し出来たら、目移りしてしまうかもしれませんからね。
「可愛い」と言われたり思われたりするのは純粋に嬉しいですが「いい女」が最上級の褒め言葉ということ。
当書では対男性だけではなく、いい女(大人の恋ができる女)になるための女性自身の態度や行動についても書かれています。
- 可愛い人には素直に可愛いと伝える
- 美容院選びは妥協しない
- ゴミは丁寧に捨てる
- 言葉は正しく使う
- 無駄なおしゃべりはしない
- モノは丁寧に扱う
- 繊細な味を好む
- 余計な一言を言わない
- 友達の幸せをうらやまない
- 同情しておいて、心の中でざまーみろと思わない
- 人の言葉ににいちいち反応しない
- 慌てない、騒がない
- 自分以上の人を認める
- 素直に感謝する
これらは本の中で箇条書きになっているわけではないので、本文中の言葉をピックアップした感じです。
女性としての在り方をもっと学びたい方はこちらの本もオススメです。【書評】『“一生美人 ”力 人生の質が高まる108の気づき』齋藤薫|美人になれるかは意識次第
自分磨きのゴールとは
恋愛は対人でするものです。相手との絶妙な距離感や性格のバランスなどが組み合わさって一つの恋が成り立ちます。
でも対人の前に、まずは対自分です。自分自身の魅力を高めることが第一にやるべきことです。
いわゆる自分磨きが必要不可欠ということ。でも自分磨きって何をすればいいかわからないじゃないですか?
自分磨きはキリがない上に、誰かがOKを出してくれるわけでもありません。
でも当書に正解が書いてありました。
心得ていただきたいのは、「ふだんから、いい女でいる」ということです。
まずこの言葉です。いいなと思う人の前だけ自分を良く見せようとしても無理なんですよね。
日頃の行い(態度や言動)がチリツモになって、いまの自分自身をつくりだしているわけですから。
その場だけいい格好しようと思っても、そんなの勘が鋭い人にはすぐに見抜かれてしまいます。その場で見抜かれなかったとしても、素の自分がバレるのは時間の問題です。
恋愛は、とにかく自分に自信がある人が勝ちます。
美容院に行った、痩せた、筋トレした、資格を取った、昇格した…どれも素晴らしいことです。

よりよい自分になるための美容院選びのコツなんてのも書いてありましたよ。
でも心のどこかで「何か足らない」「自分は人より劣っている」なんて思っていませんか?
自信のなさはその人の言動や顔に出ます。目に見えて変わるもの、数値的に結果が出るものに自分磨きの結果を求めがちですが、本当に大事なのはそこではありません。
モテる技を、先天的に持っている人とは…、自分ほど魅力的な女はこの世の中に居ない、と自負しています。
先天的にモテる人の感覚がいい例だと思います。こんな人は常にキラキラ笑顔で余裕のあるハッピーオーラがあります。自分磨きのゴールってここだと思うんですよね。
最後に著者の言葉を引用して終わります。
私の長年の鑑定経験上、間違いなく言いきれることは、性格のいい人が絶対的に幸せになっているということです。
性格のいい人、もうおわかりですよね?
いまいちピンと来ない方は本を手に取って見てくださいね。